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はじまりはこんなもの

欲望にまかせたふたりは
暗闇に目がくらんだのか
白みはじめた朝をうらみ
探り合うこともしなくなった

おさえられていたふたりの
ネジがふたつころがってる
確かめ合うのももどかしく
君を強く抱きしめたい

突然始まった喜劇は
偶然なんかじゃないだろう
僕は前から知っていたし
知らないふりをしていただけ

熱すぎる体を冷やそう
夜のプールにしのびこんで
僕は泳げないけどきっと
何か見つかるかもしれない

はじまりはこんなもの

遅すぎる朝を待ちながら
ふたりの時計を合わせよう
リューズを巻く音が響く
それは確かに深い闇に響きわたった

速いスピードで走れ
ルードな夜を駆け抜けろ
月の角度はほぼ真上に
ふたりの行方を照らし出す

はじまりはこんなもの

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Liric Chair/Feb Tone |


グリンピース

グリンピース

暖かそうな黄緑の毛皮を羽織った獣が
今日も丘の上で大きな体横にして寝てる
彼女はドクターから与えてもらった黒い遠眼鏡で
そいつを眺めるのが日課になってる
白い壁に囲まれた清潔で簡素なベッドの上
彼女は薄いカ-ディガンを薄い肩にかける
無機質な部屋の一つしかない窓から見えるもの
色の変わる丘に棲むそいつと七本の鉄格子

朝起きて窓を開けると涼しい風が顔撫でる
「今日は雨になりそうだわ」彼女の勘は鋭い
鍵をかけられた部屋で彼女の唯一の楽しみ
その日の天気を当てる事そいつを眺める事
彼女が朝のスープをアルミの匙で掬う時
そいつはいつものように大きな欠伸を一つ
丘の木がゆれ空がふるえ鳥達がはばたく
だけど彼女は最後のスープを口にふくむ

そいつの名前はグリンピース
彼女が勝手にそう呼んでるだけ
誰も知らない彼女の秘密

ある日白衣をまとったふとっちょのドクターが
彼女の部屋の鍵を静かにまわす
重い鉄の扉は軋んだ音をたてる
ベッドの上には四つにたたんだ毛布があるだけ
その時窓から光がドクターの横顔てらす
濁った青い目を窓の向こうに突き刺す
彼にとって全てが覆された出来事
震えた手で鉄格子をつかみながら

丘の上には外に出られない彼女が見える
誰かを抱くように両手を広げて
青かった空が黄緑へと色を変えてく
二つに分かれてた空と大地が一つになってく
遠くの方の地平線はやがて消えてく
たった一色の世界に全てが包まれる
もう何も見えない聞こえない感じない
全ての感覚は止まりドクターは目を閉じる

そいつの名前はグリンピース
彼女が勝手にそう呼んでるだけ
誰も知らない彼女の秘密

フワフワの背中に飛び乗って
空を飛びたかっただけ
彼女は空を飛びたかっただけ

ドクターが目を覚ましたのは彼女の部屋の中
空はいつものように青く丘から涼しい風が
悪い夢を見ていたんだと固い頭で思う
そして何もなかったかのようにドアを閉めた

Liric Chair/Feb Tone |


願わくば

柔らかい白黄色のランプ消して闇引き寄せる
わけもなく君泣く声もたてずに夜吸い込む

壊れかけた君は
澱む水の渦の中
こらえきれぬ刹那の夢幻
雨水のごとく涙あふれる

願わくば星のなきがらのよう
漂う浮遊の彼方
願わくば星のなきがらのよう
冷めた静寂が欲しい

窓に夜の木漏れ日ぼんやり映る踊る草葉
あきれ果てた月日は君を陥れようとしてる

願わくば星のなきがらのよう
漂う浮遊の彼方
願わくば星のなきがらのよう
冷めた静寂が欲しい

Liric Chair/Feb Tone |


夢の中

うまいこともぐりこんだ
あの森の中で
かるいノビをして
大きく息を吸いこんだ

ひしゃげた星座が
形を取り戻して
やっと長い長い
夜の終わりへ近づいた

そして夢の中ささやきあいとけた淡い秘密は
きっといつの日か誰も知らないまま朽ちていく

夜をかみしめたら
濃密な密の味
君がほうりこんだ
甘い甘いキャンディーのせい

怖い夢はもうたくさんだ
にじむ闇から逃げるため
僕はまたもや
あやふやな快楽に手を出した

月の裏側洞窟のベッドで
薄れゆくノスタルジアに戸惑い
星を数える余裕なんてないし
はずれかけた夜の天窓から
顔を出して抜け出して溢れだして
夜風を越えて飛び出した

そして夢の中ささやきあいとけた淡い秘密は
きっといつの日か誰も知らないままそう朽ちていく
いつか夢から目覚めて黄昏のしじまに取り残されても
僕は君がくれたカタルシスのキャンディーを
口に含んだままで

Liric Chair/Feb Tone |


GOOD NIGHT

君の寝息は中空のポケットにしまってあるんだ
胸がねじれて絡まった夜に取りにゆくんだ

溶け出した月に潜り込み君の残像が揺れた気がする
空に浮かぶ光るベッドは闇に包まれて漂う

螺旋の梯子を果てしなく登り辿り着くまで
巡り焼き付く印画紙はきっと君には見えない

溶け出した月に潜り込み君の鼓動が優しくこだまする
空に浮かぶ光るベッドは闇に包まれて漂う

朝が来るまで

good night

Liric Chair/Feb Tone |


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