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雨が上がったからね
外へ出ようなんて
白い真新しい
靴をもう探してる

ソワソワ クスクス サラサランララ
髪をなびかせて

ガーベラの黄色が欲しくて
となり町への近道
川沿いの細い道から
線路の柵を乗り越えた

ソワソワ クスクス サラサランララ
髪をなびかせて


空っぽの真夏の町で
地球がカラカラ音をたてたのを聞いた
魔法のハサミで今日を切り取ってしまって
銀のパネルに飾っておきたいような気分


ソワソワ クスクス サラサランララ
髪をなびかせて
ソワソワ クスクス サラサランララ
風を追い越して

Liric ACO-NITE/サトウヨシヤ |


きれいなもの

きれいなものを拾った けがらわしい僕にうってつけ
きれいなものを拾った そこの角にうずくまってた
きれいなものを拾った 異常に晴れた空以上
きれいなものを拾った ポケットにそっと詰め込んだ

僕の心をふるわせて 
永遠すら信じさせる
夢を削ってうかれていたい 
僕はゆるやかにたかまってゆく

きれいなものの一日は 昼に唄い夜に眠り
夕暮れに涙流しては  朝焼けの空にあくびした
きれいなものの一日は 壊れた心の修理から
壊れた人にまた壊され 壊れた心を修理する

僕の心をふるわせて 
永遠すら信じさせる
夢を削ってうかれていたい 
僕はゆるやかにたかまってゆく

きれいなものはいつしか 口の中でとけてゆくよう
甘い匂いのチリとなって 等身大の空となった
きれいなものはいつしか 満たされた心欲しがって
僕は静かに入り込んだ  それは神をも犯した気分だった

Liric ACO-NITE/サトウヨシヤ |


夜のとびら

あふれ出した月の明かり
透き通った夜の雲の上
美妙な薄影照らし出す
心もとない足音

影絵の街を歩く
どこゆくあてもなく歩く
やむことのない風を探し
とまることのない耳鳴り

僕の気持ちが宙に舞い
花火のように弾け飛ぶ
そして落ちてく線を描いて
火花はいつか消えてく

君の声が確かにした
僕は確かにそれを聞いた
つたない夜をつたって
音の波がゆるく震えた


 高すぎるアルコヲルの海で
 君に出遭った気がする
 漂いさまよう僕を遥か遠くへ


夜に浮かぶその扉が
漆黒の世界の中の
唯一の出口としたら
迷わず僕は入るだろう

もしかしたら夜の扉の
奥にあるその世界が
僕の言う天国ならば
迷わず僕は入るだろう

けむくじゃらのお前抱いて
話し相手になってもらおう
たまには歌ってあげる
そうだギターも一緒に持っていこう

白い服が良く似合う
羽の生えた君がくれた鍵を
僕は立ちすくんで見続けてる
そして夜は更けてゆくばかり


 高すぎるアルコヲルの海で
 君に出遭った気がする
 漂いさまよう僕を遥か遠くへ

Liric ACO-NITE/サトウヨシヤ |


グリンピース

暖かそうな黄緑の毛皮を羽織った獣が
今日も丘の上で大きな体横にして寝てる
彼女はドクターから与えてもらった黒い遠眼鏡で
そいつを眺めるのが日課になってる
白い壁に囲まれた清潔で簡素なベッドの上
彼女は薄いカ-ディガンを薄い肩にかける
無機質な部屋の一つしかない窓から見えるもの
色の変わる丘に棲むそいつと七本の鉄格子

朝起きて窓を開けると涼しい風が顔撫でる
「今日は雨になりそうだわ」彼女の勘は鋭い
鍵をかけられた部屋で彼女の唯一の楽しみ
その日の天気を当てる事そいつを眺める事
彼女が朝のスープをアルミの匙で掬う時
そいつはいつものように大きな欠伸を一つ
丘の木がゆれ空がふるえ鳥達がはばたく
だけど彼女は最後のスープを口にふくむ

そいつの名前はグリンピース
彼女が勝手にそう呼んでるだけ
誰も知らない彼女の秘密

ある日白衣をまとったふとっちょのドクターが
彼女の部屋の鍵を静かにまわす
重い鉄の扉は軋んだ音をたてる
ベッドの上には四つにたたんだ毛布があるだけ
その時窓から光がドクターの横顔てらす
濁った青い目を窓の向こうに突き刺す
彼にとって全てが覆された出来事
震えた手で鉄格子をつかみながら

丘の上には外に出られない彼女が見える
誰かを抱くように両手を広げて
青かった空が黄緑へと色を変えてく
二つに分かれてた空と大地が一つになってく
遠くの方の地平線はやがて消えてく
たった一色の世界に全てが包まれる
もう何も見えない聞こえない感じない
全ての感覚は止まりドクターは目を閉じる


そいつの名前はグリンピース
彼女が勝手にそう呼んでるだけ
誰も知らない彼女の秘密

フワフワの背中に飛び乗って
空を飛びたかっただけ
彼女は空を飛びたかっただけ

ドクターが目を覚ましたのは彼女の部屋の中
空はいつものように青く丘から涼しい風が
悪い夢を見ていたんだと固い頭で思う
そして何もなかったかのようにドアを閉めた

Liric ACO-NITE/サトウヨシヤ |


夜嵐くぐって

酔いしれ君が靴をならして行進するよ
シャープの音を低く吐き捨てながら
強いシャウトをひとつ飛ばした

霞む模様の調べが目の前に
行くか行かぬか危険なバランス
君は小さな勇気を使った

夜嵐がたった今
君を連れ去ろうとする
惑う五差路の真ん中で
足を止めて天を仰いだ

君の世界がすべてじゃないし
僕の世界が天国とは言わないけど
きっとここより楽なはず

夜嵐がたった今
君を連れ去ろうとする
惑う五差路の真ん中で
足を止めて天を仰いだ

オーロラ時代の幕は降ろされてしまった
にじんだブルーも白く塗りつぶされてしまった
そして一番鶏が嫌々鳴いた

Liric ACO-NITE/サトウヨシヤ |


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