二月の革命

ふたりはふたりにしかわからない理由で生きていた
ふたりはふたりの持ち寄った大切な物に囲まれて
ふたりはふたりしか知らないレシピで食事を済ませた
ふたりはふたりの出会った偶然を当然信じた

しかし別々の夢をよるになると見てしまうのは
ある種純粋な共鳴の乱反射みたいなものであって
それくらいはいいだろう

ふたりはふたりにしか理解できない言葉で話し
ふたりはふたりにしか読み取れない顔で笑った
ふたりはふたりの秘密を2月の革命と名付けて
ふたりはふたり以外の全てを拒絶し始めた

しかし別々の夢をよるになると見てしまうのは
ある種純粋な共鳴の乱反射みたいなものであって
それくらいはいいだろう

ふたりはうつろう季節にも気づかないまま
ふたりは化石のような心を磨き続けた
ふたりは崩れゆく顔を見つめあって
ふたりは工夫をこらしたキスを重ねた
ふたりは眠る前に小さなお祈りを捧げた
ふたりは同じ夢を見るという完璧を求めた
ふたりはいつ果てるとも知れぬ夜を恨み始め
ふたりはある日静寂の暮らしに軋む音を聞いた

しかし別々の夢をよるになると見てしまうのは
ある種純粋な共鳴の乱反射みたいなものであって
それくらいはいいだろう

しかし別々の夢を夜になると見てしまう矛盾に
深く悩み過ぎたふたりの出した唯一の方法は
夢の中で生きることだった


遠雷の鳴る夜にふたりは初めて傷つけあった
暗闇のナイフは差し込む窓明かりに時折光り
悲しみとか痛みとかそんな陳腐な感情を越えて
神聖な儀式の様にその作業は丁寧におこなわれた
ようやく膝を落とした女の後に男も崩れ落ちて
無言の微笑みを口元にひっそりとしっかりと浮かべながら
赤く暖かい血の海で丸まって手をつないで待ってる
薄れゆく意識の中素晴しい未来の到来を予感しながら

Liric 目を閉じることを忘れてしまった/サトウヨシヤ |


雨が上がったからね
外へ出ようなんて
白い真新しい
靴をもう探してる

ソワソワ クスクス サラサランララ
髪をなびかせて

ガーベラの黄色が欲しくて
となり町への近道
川沿いの細い道から
線路の柵を乗り越えた

ソワソワ クスクス サラサランララ
髪をなびかせて


空っぽの真夏の町で
地球がカラカラ音をたてたのを聞いた
魔法のハサミで今日を切り取ってしまって
銀のパネルに飾っておきたいような気分


ソワソワ クスクス サラサランララ
髪をなびかせて
ソワソワ クスクス サラサランララ
風を追い越して

Liric 目を閉じることを忘れてしまった/サトウヨシヤ |


Fake Sunshine

さぁ魅惑の箱の中
ワンルクスの欲望を
手探り宙を切る
Fake Sunshine

アラビア最後の
五月雨浴びながら
ダダイズムよろしく
Fake Sunshine
不埒な日々はゆく
Fake Sunshine

穏やかな朝には
さわやかなノイズを
首尾よく埋め込め!
Fake Sunshine
不埒な日々はゆく
Fake Sunshine

Liric 目を閉じることを忘れてしまった/サトウヨシヤ |


ジェットコースター

ゼンマイ仕掛けのプラスティックの花を
君の匂い瓶の横に置いたらどんなにいいだろう
だけど丸ネジの位置がうまくきまらないから
無意味に暗いばかりの夜空に投げ付けて星にした

ヒステリックなベルが耳許で鳴り響く
僕らこれから気晴らしに
ジェットコースターに乗ってGO!
青い煙りを吹き出して神経のレールに沿って
もう一度確かめにゆくんだ

ホラ見上げてみればファンタスティックな夜空
僕が君に贈った失敗作の賜物
息を吹き返した星屑の瞬きは
結局最後には君に降りそそっぐってわけだ

ヒステリックなベルが耳許で鳴り響く
僕らこれから気晴らしに
ジェットコースターに乗ってGO!
青い煙りを吹き出して神経のレールに沿って
もう一度確かめにゆくんだ 
ジェットコースターに乗ってGO! 乗ってGO!

太陽はいつでも昇って
消えてゆくほど甘くはないのさ
気の遠くなるよな話
終りがなければつまんない
だから君の大事なものと
僕のとっても大事なもの
うまく溶け合うなんてこと
難しいことだって知ってる

朝も昼も夜も夜中も
そうさ寝ている時まで
今にも切れそうなレールに乗って
走る!走る!走る!
想像もつかないような
結末、未来、宇宙の彼方
気のふれそうなスリルに
泣いて笑って唄うだけ

NA,NA,NA〜

Hey Boy!Hey Girl!星屑瞬くそこのカーブまで
Hey Boy!Hey Girl!連れてって
Hey Boy!Hey Girl!抱きしめ抱かれ抱きしめあいながら
Hey Boy!Hey Girl!

Liric 目を閉じることを忘れてしまった/サトウヨシヤ |


KINEORAMA

さぁ今宵楽しい章の始まりです
ムネのスウィッチオフにして目を閉じましょう
君のユウウツが正確なリズムでやって来るように
それは確かに本当の話なのです

雨の一粒は飛沫をあげた海
海の泡は落ちた月の卵
月の卵はかけすぎた魔法のせい
かけすぎた魔法はキネオラマの些細な仕業

深くくらい眠りの序曲が始まる

君が生まれたカレイドスコープの空
ミルク色の雲の隙間から舞い降りた
そこはパノラマそこがパノラマ
いくつかの夜とものたりない朝を
君はいつまで迎え続けるのだろう

Liric 目を閉じることを忘れてしまった/サトウヨシヤ |


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