スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


長くておいしい会

高校時代の女の子の友人から『長くておいしい会』というのを主宰してるので来ないか、と誘われた。
僕はてっきりおいしいスパゲッティでも食べ歩く会みたいなものだろうと思い、指定された古い和風旅館にいそいそと行ってみた。

よくよく話を聞くと彼氏彼女がいようとおかまいなく片思いの人と仲良くなろうという会だった。
それにしては秘密のスワッピング会合みたいなドロドロした怪しい雰囲気もなく、昼間ッから雑魚寝しながら修学旅行みたいな感じで爽やかに盛り上がってる。
僕は現在片思いの人は特にいないし、なんせ知らない人ばかりなので片思いもへったくれもない。
仕方がないので皆がウマクいくよう、各自座ってる布団を片思いの人の隣まで引きずってってあげては出会いの世話をやいてやった。
我ながらいいヤツだなオレ、なんて思いながら。
そんな愛の演出をしていると、エラそうな人にこの会の資格をまだ君は取ってないので取って来るようにと言われた。
仕方がないので役所みたいなところに行って30分くらい並んだあげく『長くておいしい会』の資格方法を聞いた。
渡されたのは知らない公園のスタンプラリーの用紙だった。
スタンプを集めると入会資格が取れるらしい。
方法はその公園をくまなくジョギングしスタンプを集めること。
僕は言われた通り昼間を目一杯使って汗をカキカキ集めてきたのだが失格でまた再度用紙を渡された。
今度は皇居だった。
うわっまじかよ、敷地が広くてめんどくせぇな、なんて思いながらも頑張ってスタンプを押して持って行ったのだが、またもや失格だった。
次に渡されたのは僕の行ってた中学校の用紙だった。
これなら良く知ってるので行くまでもないと思いズルをして、適当にスタンプ代わりに鉛筆でチェックを入れただけで持って行ったらそれで合格した。
しかし合格したはいいけどあまりその会には興味もなく明日のライブのリハもあるのでスタジオに行った。
初めてのスタジオの待ち合い室にいると『長くておいしい会』主宰の友達が片思いだと言ってた人に偶然会った。
その人はその昔僕がローディーをやってたバンドのボーカルのJさんだった。
Jさんは僕をみるなりその新しいヘアースタイルに似合う眉毛を作ってやる、と言って強引に僕の眉毛にシェービングローションをぬりたぐり剃ってしまった。
それは今や若者すらやっていないようなとても細い眉毛だった、、、。
次の日のライブの場所は屋根もないような田舎のホームだった。
そこは緑色のダサイ制服を着た若者で一杯だった。
メンバーはthe zulu(僕の前やってたバンド)でスタッフを手伝ってくれ、後にソニーのディレクターになったモギと、チャゲ&アスカのアスカだった。
3人は駅のホームに譜面台ひとつとアコギだけ抱えて立っていた。
そのまわりを大勢の緑色のダサイ制服の子達が取り囲んでる。
燦々と陽の光が降り注ぐそのホームは空の青と、制服の緑と、駅の薄茶がやけに際立っている。
みんなバンドの第一声を待ち構えているのか、溢れるほどの人がいるのに風の音が聞こえるくらい静かだ。
メインボーカルはもちろんアスカだ。
しかし僕はアスカの曲を全く知らないのでどうしようかと思っていると、アスカは『Dのスリーフィンガーで』と僕に言い放ち勝手に曲を始めてしまった。
まじかよぉ、とか思いつつ僕も譜面台に近づき曲についていこうとするのだが、
アスカの譜面は汚くてたまにグチャグチャって消されてる箇所なんかもあったりして、なかなかうまく弾けない。
あんないい人っぽい風でこの譜面かよっ!と思ったりもしたが、自分も譜面に関しては同じようなものなのでと思い直した。
そこで僕は方向転換し、違う方面から攻めてみることにする。
3人で同じスリーフィンガーを弾くのもどうかと思い、オブリを入れて曲に軽いフックを与えてみようとしたのだ。
しかしなんせ曲を知らないのでそれもうまくいかない。
そうこうしてるうちにアスカ自身も自分の書いた汚い譜面でコードが判らなくなったらしく、演奏がボロボロになってきてしまい怒り泣きそうな顔をしながらとうとう途中で止めてしまった。
しかしそこは大物。盛大な拍手を受けアスカもそれに気を良くしてその場を3人で立ち去った。
僕らは古い田舎の町を歩いていく。
アスカは口笛を吹きながら僕らの一歩前をズンズン先へ進む。
そして小人が住むような細い路地を抜け、黒光りした半地下になってる古びた木造の建物の前で立ち止まった。
そこはアスカの実家の寿司屋だという。
寿司屋にはぜんぜん見えない。
材木のない材木屋みたいだ。
そうすると奥からみすぼらしいお婆さんが出てきてアスカに母だと紹介された。
僕は、大物シンガーなのだから実家を建て替えてあげればいいのになんて思ったりもしたが、お婆さんはとてもポリシーのありそうな方だったのできっと息子は息子、私たちの生活は慎ましくもこれで満足とでも思っているのだろう、アスカもそんな親に援助してあげたいのはヤマヤマだけどその親の考えを尊重してるのだろうと思った。
アスカも、だからこそ忙しい合間をぬってちょくちょく地元の駅でライブをやり、その帰りに顔を見せるのが親孝行、とでも思っている風でもあった。
僕はベタだけどなかなか良い話じゃないって思った。
ここで僕は夢から覚めた。
パッキリと。
3時間くらいしか寝てないのに、、、。
誰かこの夢診断お願いします。

スポンサーサイト

SANBUN |


| TOP |

カテゴリー

+Link+

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。